2019年からバルビゾン村と朝来市は学生交換を始めました。文化を中心として、第1回目で2人のフランス人が日本に派遣されました。観光スポット見学・ホームステイ・文化体験など、フランス人2人と日本2人はこの初めての経験について語ります。
生野高校 磯 日夏里・フォンテヌブロ高校 ブヨ ピエル=ルイ
日花里の感想
私が受け入れをしたのは、同じ年齢のピエルという男の子です。
最初は受け入れに対し楽しみな反面、私は生のフランス語を聞いたこともなかったので、英語でもジェスチャーなどを使いやっと会話ができるほどなのに、一週間も本当に大丈夫かという不安がありました。でも、英語や翻訳機を使いなんとか言葉の壁を乗り越えました。
時間がたつにつれて緊張も不安もなくなり、フランスの言葉や文化を教えてもらったり、ゲームをしたり家に友達を呼んでパーティーをしたりしました。彼は日本の文化にとても興味を持ち何にでも挑戦しました。また、自分の国の文化もとても大事にしていました。
私は彼からたくさんのことを学びとても尊敬しました。彼はフランスで生徒会長をしていて、同級生とは思えないほどしっかりしていて、私が生徒会長に立候補する勇気をくれたのも彼です。
最初の不安が嘘みたいに時間が過ぎるのがとても早く感じました。彼がフランスに帰った今でも連絡を取っていて、いつでもこっちに遊びにおいでと歓迎してくれています。この一週間は私にとってとても貴重な体験になりました。本当に受け入れをしてよかったです。
ピエル=ルイの感想
バルビゾン村(セーヌ・エ・マルヌ県)の日本との交流が今回の事業で具体的になったと言えます。今回の学生交換で、バルビゾンからの代表として2人が選ばれ、そのうちの一人が私でした!
この記事で、私が経験したことと感動したことをみんなさんに伝えたいと思います。特に、新しい文化の発見と新しい場所と景色の発見と日本の皆さんの温かいおもてなしについて述べてみたいと思います。
最初の挨拶から異文化をすぐ感じました:ハンドシェイクではなくお辞儀をすることや相手と別れる時に感謝を表さないといけないことが気づきました。滞在してからよく使ったのは「ありがとうございます」*という表現でした。
私の滞在したホストファミリーでは座布団に座って食事したり、毎晩、体を洗ってから家族全員が入る41℃の熱いお風呂に入ったりしました。
この習慣はフランスの方と違い、とても面白いと思いました。料理的には日本では冷たいものを良く食べますし、朝ごはんから生魚なども食べることに驚きました!
そして、何町かが合併して生まれた朝来市を見学しました。田んぼにあふれる景色を持つこの地域には約3万人が住んでいます。
生野高等学校は現在学生が500人通っていますが、私たちが見学した、生野鉱山が採掘されいた約50年前はの生野高校の学生はその4倍ぐらいだったそうです。
竹田城跡は日本で「天空の城」** として知られています。なぜかというと、山の上に霧が出てきたら、その霧が竹田城にある山を囲んで城が空に浮かんでいる感じを与えるからです!
最後に、日本人の温かさと素晴らしいおもてなしについて話したいと思います。初日の夜から市の人が出迎えをしてくれて、市のお土産・取材や歓迎のスピーチなどのある歓迎会を開催してくれました。
次の日は高校を見学して、歓迎式典が開催してくれました。式典の終わり、私たちが退場するとき(フランスの国歌である)「ラ・マルセイエーズ」を流してくれました!
1週間でいろいろなところを見学しました。例えば金曜日に地元のアーティストの椿野さんと出会って、小さいオブジェをお土産としてもらって、指導を受けて水墨画を体験してみました。
ホストファミリーもゲストを大切にしてくれて、ホテルほどのサービスを提供します。
この記事を読んで感じたかもしれませんが、この旅行を1ページで完全にまとめることは不可能です。しかしこれだけでも素晴らしい経験となった、この学生交換のことを少しでも理解してもらえるのではないかと思います。
*本文書のローマ字をカタカナで書くと「アリガト カシャイマス」
**本文書には「雲にある城」と記載してあります。
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