2019年からバルビゾン村と朝来市は学生交換を始めました。文化を中心として、第1回目で2人のフランス人が日本に派遣されました。観光スポット見学・ホームステイ・文化体験など、フランス人2人と日本2人はこの初めての経験について語ります。
生野高校 岸田 みなみ・ソルボン大学 ルモアン メラニ
みなみの感想
一週間というとても短い期間でしたが、私にとってはとても楽しくて思い出に残る時間が過ごせました。最初にホームステイの受け入れが決まった時、ワクワクして楽しみではありましたが、私自身フランス語が全く話せなかったので不安でした。しかし、メラニーと一緒に生活してみると、そんな不安も消えて毎日が楽しかったです。
一番の思い出はメラニーとピエールとひかりと一緒にクレープを作って食べたことです。日本ではクレープの中にフルーツや、生クリームやチョコレートといった具材を中に入れて食べますが、フランスでは砂糖や蜂蜜のみを入れて食べるみたいで驚きました。初めて具材なしのクレープを食べましたが、意外とおいしくて沢山食べることが出来ました。
フランス語もメラニーが教えてくれましたが、発音が難しくてなかなか覚えることが出来ませんでした。なので、大学生になったら英語だけでなく、フランス語も学ぼうと思います。
一週間を通してメラニーとピエールには、朝来市の魅力を知ってもらえる良いきっかけになったと思います。また、私たちの学校のことも知ってもらえて嬉しかったです。
欲を言えば、このような異文化交流の場をさらに増やしていただきたいです。
今回の経験のおかげで、フランスにとても興味を持ちました。
いつかフランスに行って、フランスのこともさらに知り、2人にもう一度会いたいです。
貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
メラニの感想
朝来に到着した時、正式であり温かな歓迎式をして下さって、とてもびっくりしました。朝来市はやはりこういう文化交流に力を入れていると感じることが出来ました。
日程は結構ハードでしたが、楽しかったです。一番気に入ったのは生野高校を見学して、授業を受けて、学生や先生たちと交流できたことでした。また、部活動も楽しかったです。家庭部、様々なスポーツ部やホストファミリーのみなみさんが部長をしている茶道部にも参加しました。茶道というのは形が大事だそうで、フランス人である私たちはちょっと不器用じゃないかなと感じました!
雲海は見えなかったのに眺めがよくて、竹田城は素晴らしかったです。伝統衣装である着物を着てみたらきれいですが、楽な服ではないと気づきました。季節によって布の色を変えるというような着物に関してのルールもあるそうです。
私は美術を勉強しているため、芸術家の椿野さんと交流してアトリエを見学したり、一緒に水墨画を体験できたこと、そして画家の松本さんと交流できたことがとてもうれしかったです。
しかし、日本滞在の一番いい思い出はやはり、岸田ファミリーと過ごした時間です。皆さんにお世話になって、浮世絵の美術館を見学したり、姫路城とその美しい公園とカラフルな鯉を見学しに連れていってくれたり、一緒にレストランに食べに行ったりなど、私がやりたいことを聞いて案内してくれました。またお母さんは料理が上手でなんでも美味しかったです!みなみが少し日本語を教えてくれたので、滞在中によく家族と交流できました。
こういう経験が出来たこと、朝来市長と市役所のスタッフでありずっと連れてまわってくださったレティシアさんと藤原さん、特に受け入れて下さった岸田家に感謝いたします。ありがとうございました。